SQL文の第1歩として、今回の記事では指定のテーブルから指定のカラム(列)を検索するSELECT FROMについて学習します。
このSELECT FROMのSQL文を覚えるとSQL入門の70%は終了したも同然です。
まずは一番基礎となるSQL文を覚えましょう!
SQL文入門:パン屋さんのmenuテーブルで考えてみよう
テーブル名:menu
id | name | price |
---|---|---|
1 | あんぱん | 100 |
2 | メロンパン | 200 |
3 | フランスパン | 300 |
今回は簡単な題材として、パン屋さんのmenuテーブルを例にSQL文を学習してきます。
【SELECT FROM】SQLの第1歩!データを検索する
ここではSQLの第1歩のSELECT FROMについて説明します。
SQLの一番ベースとなるコードで、指定されたテーブルから、指定されたカラム(列)を検索するためのコードになります。
select カラム名 ②どのカラム(列)のデータを?
from テーブル名 ①どのテーブルから
;
selectの後に検索したいカラム名(列)を記載し、fromの後に検索するテーブル名を記載します。
では、実際にパン屋さんのmenuテーブルから、パンの名前(name)を検索するSQLを書いてみたいと思います。
コードは以下のようになります。
select name
from menu
;
↓↓↓↓実行すると
・実行結果
name |
---|
あんぱん |
メロンパン |
フランスパン |
これで完成です!
すごく簡単ですよね?
これでSQL入門の70%はマスターしたも同然です。
あとはこれに
- どんな条件で?
- どんな順番で?
- 何行目まで?
といった情報を追加して記載するだけです。
SQLは大文字、小文字を区別しないため、小文字で記載してもOK
SQLは大文字、小文字を区別しないため下記どちらで記載してもOKです!
■大文字
SELECT カラム名
FROM テーブル名
;
■小文字
select カラム名
from テーブル名
;
SQL文の最後に「;(セミコロン)」を忘れずに!
select カラム名
from テーブル名
; ←最後のセミコロンを忘れずに!
SQL文を書くときは最後の「;(セミコロン)」を忘れないように注意しましょう!
このセミコロンはSQL文はここまでというのを表します。
日本語でいうと文章の最後に記載する「。」のようなものです。
SQL文でカラムを複数指定する場合は「,(カンマ)」で区切る
カラムを複数指定する場合は「,(カンマ)」で区切ります。
select カラム名1, カラム名2, カラム名3
from テーブル名
;
では、パン屋のmenuテーブルから商品の名前(name)と価格(price)の2カラム(列)を検索するSQLを記載してみましょう。
select name, price
from menu
;
↓↓↓↓実行すると
・実行結果
name | price |
---|---|
あんぱん | 100 |
メロンパン | 200 |
フランスパン | 300 |
このSQLでmenuテーブルから商品名とその価格を検索できます。
SQL文で全てのカラムを指定するときは「*(アスタリスク)」を使う
先ほど、複数のカラム名を指定するときは「,(カンマ)」で区切ると言いました。
しかし、全てのカラムを指定するときは「*(アスタリスク)」を使います。
select *
from テーブル名
;
↓↓↓↓実行すると
・実行結果
id | name | price |
---|---|---|
1 | あんぱん | 100 |
2 | メロンパン | 200 |
3 | フランスパン | 300 |
まとめ
今回の記事をまとめると
- 指定されたテーブル名から指定されたカラムを検索するSQL文はselect カラム名 from テーブル名 ;
- SQL文は大文字、小文字どちらで記載してもOK
- SQL文の最後の「;(セミコロン)」は忘れずに!
- カラム名を複数指定する場合は「,(カンマ)」で区切る
- 全てのカラムを検索する場合は「*(アスタリスク)」を使う